美人って、基本的にずるい存在だと思ってる。
だってさ、普通の人が頑張ってメイクしても「今日は調子いいね」くらいなのに、美人は寝起きでも「なんか透明感ある〜」とか言われるんですよ。努力のコスパが違いすぎる。これが「人生は平等」とか言ってる人の目の前で起こってる現実ですよ。
でも、そんな無敵に見える美人にも、ほんの少しだけ“隙”が生まれる瞬間がある。
そう、それが変顔。
例えば、美人がコーラを飲んで「うぇっ」ってゲップを我慢してる顔をしただけで、こっちは心の中でガッツポーズ。なぜなら、あの“完成された顔面”に、一瞬でも人間らしいノイズが走ったから。「あ、美人でも変な顔するんだ…」っていう、謎の安心感とちょっとした優越感が胸を満たす。いやいや、こっちは毎日その顔で生きてんだわ、と思いつつ、ニヤけが止まらない。
もちろん、変顔ひとつで美人じゃなくなるわけじゃない。むしろ、美人だからこそ、その変顔がレアで価値がある。ありがたくスクショして、心のアルバムにそっと保存。
でもね、誤解しないでほしい。こっちは別に、彼女たちが完璧じゃない姿を望んでるわけじゃないの。ただ、あの“完璧の一枚岩”に、ちょっとだけヒビが入ると、途端に親しみが湧いてくるんです。それが「変顔」という名の人間味。で、結果として、「あーやっぱ可愛いわ」ってさらに好きになる。そう、美人って、結局ズルいのよ。変な顔しても、やっぱり勝っちゃうんだから。
一方で我々庶民が変顔すると、ただの事故。誰も得しないし、SNSに載せようもんなら「あえて載せてる自分に酔ってる」みたいなイタい空気が出る。悲しいけど、それが現実。だから、変顔で世界を救えるのは、美人だけという法則がある。
でもまぁ、それでもいい。美人がちょっと変な顔して、ちょっと気を抜いた瞬間を見られたら、それだけで今日は良い日だったって思えるから。
美人の変顔。それは、庶民に与えられたささやかなご褒美。
さ、今日も頑張って生きよ。