若い女の子にモテたい。
うん、わかる。ものすごくわかる。
ただ、40も過ぎるとそれって「自然に」とか「黙ってても」なんて世界とは無縁になる。もう努力と工夫の勝負だ。
で、そこで俺は気づいたわけ。
若い子にモテたいなら、まず「オジサンにモテる男」になった方が早いって。
…いやいや、興味ないし!って声が聞こえてきそうだけど、ちょっと聞いてほしい。
オジサンにモテる男ってね、総じて“安心感”と“余裕”がある。
飲みの席でさりげなく気を遣える、話をちゃんと聞ける、無駄に張り合わない、無理して若作りしないけど清潔感はある――。
そう、“わかってる”大人の男って、同性の目にも魅力的なんだよ。
そして面白いのが、そういう男って、なぜか女の子にも自然とウケがいい。
若い女の子って、よく見てる。
媚びてる男とか、焦ってる男とか、見抜くの早い。
でも、年上の男に可愛がられてる男には、
「この人、なんか信頼されてるっぽいな」っていう雰囲気を感じ取る。
これ、いわば“信用の裏打ち”。
それにね、オジサンからモテるようになると、立ち回りも洗練されてくる。
飲み会での距離感、LINEの温度感、話のネタの選び方……
全部、年上の“うるさい先輩たち”に鍛えられるわけよ。
気づいたら、若い子に対しても「イタくない」「ウザくない」「なんかちょっと余裕ある」って言われるようになる。
結果、“この人なら話してても疲れない”ポジションに落ち着く。
で、これがまた地味に強い。
見た目や年齢での一発逆転は難しいけど、
「一緒にいてラク」「気を遣わなくていい」「聞き上手」って評価は、ジワジワ効く。
俺が昔、必死で若作りしてた頃、女の子から言われた一言がある。
「〇〇さんって、自分の年齢をすごく気にしてるのが、逆に気になります」
ぐはっ、刺さったね。
で、そこから方向転換した。
年齢を言い訳にしないけど、無理して若くも見せない。
まずは“オジサン社会”で評価される男になろう**って思った。
結果、若い子との距離感も自然になって、
無理に笑わせなくても、背伸びしなくても、
ちゃんと“男”として見てもらえる瞬間が増えたんだよね。
つまりこういうこと。
「モテたい」って思ってる時点で、たぶんちょっと空回ってる。
だから、まずは“同性から信頼される男”を目指してみよう。
それって、回り回って、“ちゃんとモテる大人”への近道かもしれない。
以上、おじさんの地道なモテ改革より。